里帰り出産とは

妊婦さんが、出産前に実家に帰り、実家の近くの病院で出産することを里帰り出産といいます。 通常は、里帰り出産をすると、1ヶ月〜3ヶ月間そのまま実家で過ごし、ママと赤ちゃんの体調が落ち着いてから、パパの待つ自宅に戻る人が多いようです。

しかし、現代では里帰り出産をしない人も増えてきています。

なぜ里帰り出産をするのか?(床上げとは?)

里帰り出産が日本の伝統となってきたのには、いくつか理由があります。

  • 産前産後のママの体を休めるため(ママの実家による家事・育児のサポート)
  • 産後のママの精神状態を守るため(産後は産後鬱・マタニティブルーと言われる不安定な精神状態になりやすいです)

つまり、家事・育児・精神状態的に、パパが頼りないから(^^;里帰り出産が必要だということです。

産後約1ヶ月の間、ママの体はお産の疲れを回復する期間(産褥期)です。昔は、産後1ヶ月が経過して初めて、産婦さんは布団(床)をあげて立ち上がり、家事を始めたものでした(床上げ)。約1ヶ月寝たきりでいないと、お産の疲れは回復できないということなのです。特に、妊娠・出産で大きく形が変わった骨盤や子宮が元に(妊娠前の形に)戻るのに欠かせない回復期として位置づけられています。

里帰りしないで出産できるか?チェックポイント

もしあなたが下の項目にあてはまることが多いなら、そのまま里帰りしないで出産するのは非常に危険です。

  • パパは残業・飲み会などで帰りが遅い。
  • パパは一人暮らしの経験が無く、家事(掃除・洗濯・料理)が全くできず、やる気も無い。
  • パパは「育児は女がやるもの」と思い込み、協力する気がない。
  • パパは休日になるとどこかに遊びに行きたがる性格である。
  • パパは家庭より友人を大切にするタイプだ。

「自宅で頑張りたい」と思っても、上記のような夫がいると、90%ぐらいの確率であなたが体を壊します。

それでも、何らかの事情(あなたのお母さんがフルタイムで働いている等)で里帰り出産がどうしても不可能な場合は、妊娠前・妊娠中から少しずつ、パパの意識と行動を変えていくことをオススメします。

里帰り出産をしないと決めたあなたへ。

以上を踏まえて、里帰り出産をしない・できない場合の産前産後生活の心得を書いておきます。

  • 無理をしない。頑張り過ぎない。
  • 産婦(ママ)さんは、自分自身と赤ちゃんの世話だけになるべく専念する。
  • 他の家族(パパや上のお子さんなど)はできる範囲でママを手伝い、邪魔をしない。
  • 準備は、出産する前に入念に。
  • 公的サービスや宅配サービスは、とことん使い倒すつもりで。

私自身、今から1年半ほど前、里帰りせずに出産を経験しました。

決して、楽な時間ではありませんでした。狭いアパートで帰りの遅い夫を待ちつつ、泣き止まない新生児を抱いて絶望したこともありました。未だに貧血や疲れやすさ、腰痛といった「後遺症」もあります。

でも、夫と私と娘の間に、かけがえの無い絆ができた時間でした。

私は、夫にしてもらったことの有難さがあるから、今になって多少のわがままも許してあげられる。夫は夫で、私が本当に大変な思いをして娘を育ててきたのを知っていて、私を支えてくれる。そして、娘はパパとママが大好き。


こんな私から里帰り出産をしないと決めたあなたに言えること。
本当に辛い時間を過ごすことになるかもしれない、でも明けない夜は無い。いつかその時間があなたの宝物になります。万全の準備をして、臨みましょう!


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